眉毛で人生を変える、アイブロウの可能性を世界へ「a・Copine Japan株式会社」を訪ねてみた。
直営サロン「AmberRes(アンバーレス)」の運営をはじめとして、独自プロダクトの開発や技術者の養成スクールを展開するなど、アイブロウ業界に新たな価値を提示し続けている企業である。今回は、代表を務める青木 美樹(あおき みき)様にお話をうかがった。
- 地域を越えて積み上げた信頼の土台
- 洗練されたおもてなしと技術の融合
- 美容の枠を超えた社会貢献
- 世界を見据えたプロダクト開発
①地域を越えて積み上げた信頼の土台
a・Copine Japan株式会社は、アイブロウケアに特化した美容サロン運営を中心に、技術教育や製品開発までを一貫して手がける総合アイブロウカンパニーである。
社名は、フランス語で「愛(a)」と「仲間(Copine)」を組み合わせた造語であり、「愛のある仲間の集まりにしたい」という願いが込められているそう。また、将来的な世界進出を見据え、「ジャパン」を冠していると教えてくれた。
独立にあたり、拠点を置いていた愛知県内での活動に留まらず、出身地である岐阜県高山市でも定期的に活動の場を広げることからスタートした青木さん。
当時はまだ、眉毛を整えるためにサロンへ通う文化が一般的ではない時代であったが、青木さんは技術の価値を信じ、二つの拠点を往復しながら地道に信頼を積み上げていった。
「当初は数日の出張から始めましたが、口コミで評判が広がり、次第に高山で過ごす時間が増えていきました。こうして事前に、自分一人でも運営していける道筋を戦略的に作っていたんです。当時は移動と仕事に明け暮れる毎日でしたが、とにかく納得のいく仕事を追求したいという一心で動いていましたね。」
この時期に培われた「一人ひとりのお客様と誠実に向き合い、確かな結果を出す」という姿勢は、現在の同社の基盤となっている。当初は、当時需要の高かったまつ毛エクステンションを主軸にファンを増やしていったが、その丁寧な仕事ぶりが評判を呼び、後のアイブロウ事業へと繋がる大きな信頼を築いた。
どのような環境下でも先を見据え、自らの腕で道を切り拓く。こうした創業期の経験は、単なるサロン経営に留まらず、製品開発やスクール事業といった多角的な展開へと繋がる原動力となった。
二つの地域で技術を磨き、お客様に支持された経験は、青木さんにとって大きな自信となり、その後の名古屋進出、そして世界への挑戦を支える確固たる土台となったのである。
②洗練されたおもてなしと技術の融合
a・Copine Japanが提供する価値は、単に眉を整えることに留まらない。そこには、代表がかつて厳しい教育環境で知られるエステサロンで培った、徹底したプロ意識が反映されている。そこで習得した美しい所作や言葉遣い、そしてお客様を尊重する姿勢が、直営サロン「AmberRes」の洗練された空気感を作り上げている。
「お客様に満足いただくためには、高い技術があることは大前提です。その上で、立ち居振る舞いや言葉遣い、お辞儀の一つひとつが美しい方が、お客様にとっても心地よいはずです。以前の職場は非常に指導が厳しかったのですが、その経験があったからこそ、今スタッフにも大切なことを伝えられているのだと感じます。こうした細かな積み重ねが、他店との違いになると考えています。」
現状に甘んじることなく、常に最先端の技術を学び、吸収し続ける姿勢は、スタッフ全員に共有されている。
また、独自の理論に基づくアイブロウデザインは、お客様一人ひとりの骨格や筋肉の動きを詳細に分析し、個々の魅力を最大限に引き出すことを目的としている。
「お客様に感動していただけなければ、継続的な信頼関係は築けません。単に整えるだけでなく、理想のイメージを具現化し、『こんなに変わるんだ!』という発見を提供すること。その喜びが、『ここにお願いしたい』という信頼に変わるんです。そのために技術も接客も、常に磨き続けています。」
サロン内は落ち着きのある空間が保たれており、スタッフ一人ひとりが「ありのままの自分でいられること」を重視しているという青木さん。
「接客における言葉選びは重要ですが、自分自身を偽る必要はないと考えています。スタッフそれぞれの個性を出し、私たちが心を開くことで、お客様もありのままで接してくださる。そうした関係性があるからこそ、長年通っていただけるお客様が多いのだと思います。スタッフには、それぞれの良さを活かしてほしいと伝えています。」
この理念が浸透しているからこそ、AmberResには志を同じくする技術者が集まり、お客様にとっても、自分自身の美しさを再発見できる場としての価値が確立されているのだろう。
③美容の枠を超えた社会貢献
a・Copine Japanの活動は、美容の枠を超え、人の悩みに寄り添う新たな領域へと広がっている。
その象徴的な取り組みの一つが、昨年導入した『INKMAKE(インクメイク)』である。皮膚の非常に浅い層にインクを定着させることで、眉の形を自然に整える新しい技術だ。
これまで同店では、ワックス脱毛によって眉を整える施術を多く手がけてきたが、インクメイクを取り入れたことで、これまでとは異なる悩みにも対応できるようになり、来店するお客様の層や年齢層にも広がりが生まれた。
「これまでは、どちらかというと毛が濃いことに悩んでいる方が主なお客様でした。ですが『インクメイク』を取り入れたことで、眉が薄い方や形に悩んでいる方など、これまでとは違うお悩みにも対応できるようになりました。結果として、幅広い年代の方にご相談いただけるようになっています。」
眉毛は顔の印象を大きく左右するパーツである。形が整うだけで表情が明るくなり、自信につながることも少なくない。青木さんはこれまで多くのお客様と向き合う中で、眉を整えることが人の自信につながる瞬間を何度も見てきたという。
「美容というと、きれいになることが中心だと考えがちですが、眉が整うことで気持ちが明るくなる方も多いんです。鏡を見て表情が変わる瞬間に立ち会うと、この仕事の意味を改めて感じます。私たちの技術が、そうした方々の力になれる場面もあるのだと思っています。」
現在では、眉の描き方に悩む方へ向けたメイクのワークショップも開催している。そこには一般の参加者だけでなく、がん治療などによる外見の変化に悩む方々も参加しており、眉メイクを通して前向きな気持ちを取り戻すきっかけの場にもなっているという。
「ワークショップには、さまざまなお悩みを持つ方が参加されています。中には、がん治療の影響で外見の変化に悩んでいる方もいらっしゃいます。眉の描き方をお伝えすることで、少しでも前向きな気持ちになっていただけたらという想いで続けています。」
眉毛の濃さ、薄さ、形の不揃いなど、悩みの種類は人によってさまざまだ。ワックス脱毛とインクメイクという二つの技術を組み合わせることで、眉に関する幅広い悩みに対応できることが、a・Copine Japanの大きな強みとなっている。
青木さんの活動は、美しさを整えるという美容の役割を大切にしながらも、人それぞれの悩みに寄り添う新しい価値を生み出している。眉毛という小さな存在が、人の表情を変え、気持ちを前向きにする力を持っていることを、同社の取り組みは静かに伝えているのだ。
④世界を見据えたプロダクト開発
創業から現在に至るまで、数々の課題を乗り越えてきた青木さんの視線は今、名古屋という拠点を超え、世界市場へと向けられている。
その核となるのが、現場のこだわりを形にした自社製品『CHARMANT(シャルマン)』だ。その高い品質とこだわりが認められ、2025年には日本の優れた商品・サービスに贈られる「おもてなしセレクション」を受賞した。
「シャルマンは、既存の製品特有のベタつきや、固まってしまう質感を解消したくて、納得のいくテクスチャーを独自に追求した製品です。おもてなしセレクションの受賞は大きな励みになりましたね。日本の優れた技術や感性を世界へ発信したいという目標とも重なりますし、非常に大きな一歩になったと感じています。」
製品名の「シャルマン」はフランス語で「魅力的な」という意味である。初期のプロダクトから理想を求め、自ら工場や取引先との交渉を重ね、リニューアルを繰り返した努力の結晶だ。この製品を手にした人が、自身の魅力を再発見し、日々の生活をより輝かせること。それが青木さんにとって何よりの喜びである。
取材の最後に、今後の展望について尋ねると、力強く語ってくれた。
「店舗を増やすこと以上に、今はスクール事業と商品の強化に力を入れたいと考えています。私たちが培ってきた技術をより多くの方が習得できるようにし、全国、そして世界のサロンでお客様に喜んでいただける仕組みを作っていきたいです。高い技術と、思いを込めた製品を世界へ発信していくことが、今の大きな目標ですね。」
a・Copine Japanは、青木さんが自らの技術と信念を信じ、一歩ずつ築き上げてきた場所である。そして今、その活動は、美しさを求める人々や、深い悩みを抱える人々にとっての確かな技術と信頼を提供する拠点となっている。
「ぜひ一度、足を運んでいただきたいですね。スタッフも技術も、圧倒的な自信を持って提供しています。世の中にたくさんのサロンがある中で、私たちならではの違いと、そこから生まれる満足感を実際に体験していただきたいです。」
確かな技術、誠実な想い、そして未来を切り拓く意志。「a・Copine Japan株式会社」が紡ぐ物語は、これからも多くの人々に前向きな力を与え続け、国境を越えて広がっていく。名古屋から始まった挑戦は、今、確かな形となって世界へと繋がり始めている。
自身の印象を変えたい方はもちろん、アイブロウの可能性を信じるすべての人にとって、同社は一人ひとりの個性を尊重し、最大限に引き出してくれる信頼に足るパートナーであり続けるだろう。
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