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清須市

清須に根ざした大満足のバーガー店「VOLTAIC DINER」を訪ねてみた。

清須に根ざした大満足のバーガー店「VOLTAIC DINER」を訪ねてみた。
JESSE <small>ジェシー</small>
JESSE ジェシー
VOLTAIC DINERのハンバーガーの迫力が凄すぎて笑っちゃったよ!
MEI <small>メイ</small>
MEI メイ
分厚いパティにたくさんの具材…まさにアメリカンね。
JESSE <small>ジェシー</small>
JESSE ジェシー
日本代表ゴリラとして負けてられない…何がなんでも勝つ!!
MEI <small>メイ</small>
MEI メイ
・・・いや普通に美味しくいただきましょう・・・
この記事は約6分で読めます。
愛知県清須市にある「VOLTAIC DINER」をご存知だろうか。
リーズナブルな価格で本格的なハンバーガーを提供している人気店だ。今回はオーナーの山手社長に、ハンバーガーへのこだわりやお店への想いについて伺った。
今回のツムギポイント
  • 電気工事会社の社長が営むバーガー店
  • 価格を超えた品質、ハンバーガーへのこだわり
  • テレビで取り上げられ客層が拡大
  • 規模を拡大し、地域に愛されるお店へ

①電気工事会社の社長が営むバーガー店

 

名鉄新清洲駅から徒歩圏内という好立地に位置するVOLTAIC DINER(ヴォルティックダイナー)は、リーズナブルな価格で本格的なハンバーガーを提供し、地元の人々に親しまれているお店だ。清須市は飲食店が少ないエリアであり、地域を盛り上げたいというオーナー・山手社長の想いからこの店は生まれた。

 

山手社長は本業で電気工事店を営んでいる。飲食店を開きたいという長年の夢を叶えるために、全くの別業種である飲食店をオープンさせた。また、従業員の集まれる場所を作りたかったという想いもある。

 

店舗はマンションの1階にあり、以前はアメリカンな雰囲気だったが、改装で落ち着いた雰囲気のお店にリニューアル。改装は自社の電気工事会社の従業員が行い、ゆったり過ごせる空間に変わった。赤色のソファーなど、以前のアメリカンな雰囲気の名残もある。

 

店舗は小さめで「隠れ家レストラン」としても紹介されているが、その分アットホームで落ち着いた雰囲気を提供している。全席禁煙で清潔感があり、無料Wi-Fiも完備。小さなお子様連れでも利用できる環境が整えられており、一人でゆっくり過ごすことも可能だ。店舗前には2台分の駐車場があるため、車での来店も可能となっている。

 

同店は2023年、乃木坂46「おひとりさま天国」公認店舗に選ばれている。店舗近くの清須城が乃木坂46メンバーのPVのロケ地であることから、ファンにとっては聖地巡礼のスポットにもなっている。こうした人気アイドルグループとのつながりは、地域振興や観光促進にも一役買っていそうだ。

 

営業時間は基本的に11:00から15:00(ラストオーダー14:30)と、ランチタイムに特化している。定休日は水曜日だが、金曜日のみ18:00から23:00までディナー営業を行っている。金曜日のディナーは「ほろ酔い酒場フライデー」と称し、居酒屋に変身。地域の人たちとの新たな交流の場所となっている。

 

②価格を超えた品質、ハンバーガーへのこだわり

 

VOLTAIC DINERの最大の魅力は、何と言ってもその本格的なハンバーガーだ。注文システムは先払い制で、カウンターで注文と支払いを済ませてから席に着くセルフサービス方式を採用している。これは少人数のスタッフでも効率的に運営するための仕組みだ。

 

メニューの中心はハンバーガーで、単品でのオーダーに加え、ポテト、サラダ、ドリンクがセットになったお得なセットメニューが人気だ。

 

価格帯は非常に手頃で、単品は500円から、セットは650円から提供されている。セットでも1000円以内でランチを楽しめる。「都会で食べたら2000円くらいする」と言う声もあり、コストパフォーマンスの良さが特徴だ。

 

VOLTAIC DINERで特に注目すべきメニューが「グランドキャニオン」だ。2枚のパティにフィッシュフライ、ベーコン、エッグ、チーズ、トマト、自家製タルタルソースが柔らかいバンズに挟まれた圧巻のビジュアルをしている。その壮大さはまさにグランドキャニオンの名にふさわしい。

 

「グランドキャニオンはよく売れていますよ。食べきれるかな?と心配される方もいらっしゃいますね。ボリュームとお得さはダントツですね。」

 

グラウンドキャニオンはテレビで取り上げられることも多く、放送後は注文が非常に増える。現在は同店の看板メニューとなっている。

 

ハンバーガーの食材にもこだわりがある。パティは食肉卸問屋から直接仕入れた100%牛肉を使用しており、黒毛和牛も使われているという。ソースは自家製のものを使用。

 

調理法にもこだわりが見られ、パティは注文を受けてから焼き始める「焼きたて」、バンズも「焼きたて」、ポテトフライも「揚げたて」と、鮮度を重視している。コーヒーも注文が入ってから一杯ずつ豆から挽くほどのこだわりだ。

 

口コミでもそのコストパフォーマンスと料理の品質のバランスが高く評価されており、「お手頃な価格で本格的なバーガーを食べられる」「ハンバーガーがとにかく安い」といったコメントが多く見られる。焼きたての香ばしいパティ、ふっくらとしたバンズ、そして自家製ソースの絶妙な味わいを絶賛する声も多数あるのだ。

 

③テレビで取り上げられ客層が拡大

 

VOLTAIC DINERは、改装によって以前とは異なる幅広い客層に利用されるようになった。以前は独特なアメリカンの雰囲気があり、中々入りづらさがあったと話してくれた。

 

しかし、テレビ取材の影響もあり、改装後は初めて来店するお客様が急増。今ではご近所の高齢の方がご夫婦で訪れたり、家族連れやカップル、そして最近では10代の若い世代も多く訪れているという。平日のランチタイムはビジネスマンやお一人様が多く、休日や土日には家族連れやカップルが多い。リピート利用者も多く、「先週行ったばかりだが、今日も行っちゃった」といった声もあるほど、固定ファンを獲得している。

 

「初めて来たというご近所の方が、おいしかったからと何度も足を運んでくれることもあるんです。その姿を見るとやはりとても嬉しくなりますね。」

 

店舗が少し見つけにくい場所にあるため、認知度向上のためにキッチンカーでの営業も行っている。キッチンカーも山手社長が自分で改装したという徹底ぶりだ。週末や平日にイベントを見つけては出店し、チラシを配ってVOLTEC DINERPRしている。マルシェイベントなどに出店することで、キッチンカーで食べて美味しかったからと実店舗に来店する客も実際にいるという。

 

「僕は、金曜の夜はほろ酔い酒場にいて、土日はキッチンカーで出ていることが多いですね。」

 

そう語る山手社長。そのバイタリティには目を見張るものがある。接客についても、明るく丁寧な対応に満足しているという声が多く、気持ちよく食事の時間を過ごせることも店の魅力の一つとなっている。

 

④規模を拡大し、地域に愛されるお店へ

 

VOLTAIC DINERは現状に満足することなく、今後の展望や目標を持っている。店舗自体が広くはない為、道向かいの駐車場として利用している広い土地に移転し、店舗の規模を拡大したいという構想がある。

 

「今よりも広い店舗にすることで、お客様によりゆっくり過ごしてもらえるようになると思います。どんどん店舗を増やすというよりも、現在の場所でお客様により良いサービスを提供していきたいと考えています。」

 

また、メニューの幅を広げることも考えているそうだ。平日のランチタイムには、ハンバーガーだけでなく、最近人気の麹や自然食、野菜を使ったメニューなども増やしたいという構想もある。お客様の様々なニーズに応えるための取り組みだ。

 

「店から少し離れた場所に高校があるのですが、そこの生徒さんなど、学校帰りに気軽に寄っておやつ感覚で食べてもらえるようにしたいという想いもあります。その為に、営業時間をもう少し長くしようと動いています。」

 

しかし、営業時間延長や規模拡大のためには、スタッフの増員が必要となる。しかし、手作りにこだわっているため、そう簡単には行かないのだと教えてくれた。土日など混雑時にはパティがなくなってしまうなど、断らざるを得ない状況もある。たくさんのお客様に来てもらえるのはありがたいが、それに合わせた対応ができるようにしたいと考えている。

 

「今後も手を抜かず、おいしいと言ってもらえる商品を販売したいので、試行錯誤を続けていきます。これからも出来立ての商品をなるべく安い価格で提供し続けていけるようにします。」

 

VOLTAIC DINERは清須市のグルメシーンを彩る存在として、さらに地域に愛されるお店へと進化を続けていくことだろう。清須市を訪れた際はぜひ一度足を運び、ボリューム満点のこだわりハンバーガーにガブリとかぶりついてみてほしい。

 

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