愛知初!人生を彩るヘイムスペイント正規代理店KLUMPを訪ねてみた。





愛知県初のヘイムスペイントの正規代理店で、お客様とのつながりをとても大切している。今回は、KLUMPの代表の奥様である長井 瞳(ながい ひとみ)さんに、起業のきっかけやヘイムスペイントの魅力、そして塗装の仕事に対する熱い想いを伺った。
- 夫婦の二人三脚で塗装専門店を経営
- 高品質かつ環境にも配慮したヘイムスペイント
- セルフペイントで家族の思い出づくり
- ペインターにあこがれる子どもを増やしたい
①夫婦の二人三脚で塗装専門店を経営
皆さんの部屋の壁は、どんな色をしているだろうか。おそらく多くの家が、白系統に近い色のクロス(壁紙)をぺたっと貼っているのではないだろうか。
もし、自分の部屋を格好良く個性的にしたいと考えているなら、ぜひおすすめしたいのが「オーストラリア産輸入塗料 ヘイムスペイント」だ。
骨材(金属や砂など粒状の材料)の入った塗料を、刷毛や専用のマイクロファイバースポンジ、左官コテなどで塗り拡げることによって、住宅や店舗にユニークでおしゃれな空間を創り出すことができる。世界のDIYファンや建築愛好家に支持されているブランドなのだ。
そして2022年11月、そんなヘイムスペイントの正規代理店になったのが「KLUMP(クランプ)」だ。
店舗はせんい団地の一角にあり、そのおしゃれな外観はまるでカフェのよう。中に入って驚くのが、ペンキが放つ独特の薬品のようなツンとした刺激臭がほぼしないことだ。実際に店舗の中で塗装をすることも多いそうだが、まったく感じさせない。
KLUMPの代表は、瞳さんのご主人である聖(さとし)さんだ。聖さんは、20年以上外壁リフォームに関わってきた職人。約10年前に独立し個人事業主となった。
その後、瞳さんと一緒にKLUMPを立ち上げた。KLUMPという名前は、瞳さんが響きから直感で付けたという。
「英語で、覚えやすい名前がいいなと思っていて、何か良い名前はないかなと考えていました。悩んでいたときに、フッと降りてきたのがKLUMPだったのです。少年っぽさもあり、遊び心が感じられていいなと思いました。ただCLUMPだとあまり意味がよくなかったので、CをKに変えて造語にしました。」
直感を大切にしている瞳さん。ヘイムスペイントを扱おうと決めたのも、直感だろうか?
「主人はもともと個人事業主として外壁リフォームの仕事をしていましたが、もう少し上を目指したい、成長したいと考えるようになったんです。じゃあ何をやるかという話になりました。私は、今の日本にあふれているもので同じ土俵に立つのではなく、唯一無二のもので勝負してほしいと伝えたんです。」
聖さんは海外製品を中心にいろいろと探した。そして見つけたのが、デザイン性が高く、かつ他社と差別化をはかれるヘイムスペイントだったのだ。
瞳さんは、請求処理をデジタル化するなど、聖さんが仕事をするための基盤を整えた。さしずめ聖さんがアーティストだとしたら、それを裏方として支えるプロデューサーが瞳さんというわけだ。
②高品質かつ環境にも配慮したヘイムスペイント
KLUMPの強みといえば、やはりヘイムスペイント。瞳さんはどのようなところに魅力を感じているのだろうか。
「やはり特殊塗料のアルチザンコレクションですね。骨材を混ぜた特殊塗料を扱う海外メーカーは他にもあるのですが、『サーフェイス』という塗料はヘイムスペイントにしか出せないものです。ベースカラーを塗った上に骨材の入ったざらつきのある塗料を塗り広げることによって、陰影がつきます。塗る厚み、角度、道具によって陰影が変わる、とてもアート性、デザイン性の高い塗料なんですよ。塗料が乾いたあとに陰影ができるのがすごく格好いいんです。」
これだけでも十分すごいのだが、ヘイムスペイントの強みは、アート性・デザイン性だけにとどまらない。
「高品質なのに、お値段も海外製品の中ではそこまで高くないんですよ。あと、環境にすごく配慮されているんです。」
ヘイムスペイントの代理店は、調色と撹拌の機械の導入が必須だが、それは産業廃棄物を減らすためだという。
「通常は同じ赤色を工場で大量に作るため、ある程度一定の期限が過ぎたら売れ残りは全て廃棄しなければなりません。でもヘイムスペイントは、総代理店からベースだけを仕入れて、各店舗で必要な量だけを、赤色なら赤色で作り出すので無駄がないんですよ。」
KLUMPではほとんど塗料の在庫を持っておらず、注文を受けてから日本の総代理店へ発注するのだという。店内で調色・攪拌を行い購入者の手元へ一週間程で届くそうだ。
「あとは、臭いもほとんどしません。壁によっては油性の下地を使わないといけないものがあるので、その臭いくらいです。ですから、お子様連れでも安心してお越しいただけますし、お子様に塗っていただくことも可能です。塗り心地もいいんですよ。クリーミーで、ムラなく塗れます。」
デザイン性の高さと環境への配慮、さらに高品質ながら低価格。まさに、長井さんご夫妻が勝負をかけるに値するだけの価値がある塗料というわけだ。


③セルフペイントで家族の思い出づくり
KLUMPでは、職人に全てをお任せする自社施工だけでなく、お客様自身でのセルフペイントもおすすめしている。
「自分たちが使うものを自分たちで遊びながら、楽しみながら塗っていただくんです。きれいに塗れなかったとしても、また塗り替えたらいいんですよ。日本は丁寧に使って10年は持たせたいと考える人が多いですよね。でも、オーストラリアって、汚れたら塗り替えてしまおうという文化なんですよ。そんなラフな感じで塗り替えて楽しもうという考え方があってもいいと思うんです。」
言われてみれば、日本は丁寧にしなければならない、失敗してはならないとガチガチに考える人が多いかもしれない。
たとえば電車でも、日本のように時刻をきっちり守る国はないと聞く。そして、少しでも遅れたら駅員さんにクレームを入れる人が多いのも日本だ。もう少し肩の力を抜いて、失敗しても「まあいいか」と笑えれば、もっと生きるのが楽しくなるのではないだろうか。
家の壁もずっと同じにするのではなく、年単位で「今はこの気分だからこの色に塗り替えようかな」と遊んでみるのは、良い気分転換、ストレス解消になりそうだ。
「いきなり壁全体をセルフペイントするのは大変なので、壁の1面だけをセルフペイントするのもおすすめです。テレビの背面とか、キッチンの腰壁の低いところとか、玄関の一面とかだけを塗ってみたいというお客様は多いです。」
下世話な質問で恐縮だが、聖さんが直接塗った方が効率が良いし、利益も出るのではないだろうか。
「そうですね。ビジネスとしては、そちらの方が正しいかもしれません。でも、お家も店舗も、一生に一度あるかないかの大きな買い物なんですよね。その空間をより愛着の湧くものにするために、セルフペイントを提案しています。」
そういえば筆者も、家を建てた経験がある。出来上がった満足感は得られたが、みんなで自分たちの家をつくったという思い出はない。
「もちろん私たちが塗って、思いが形になったときのお客様のお顔を見られるのは、すごくうれしいですし、やりがいもあります。でも、あのとき、ここは失敗しちゃったし、大変だったけど面白かったよね。そんな風に、みんなで思い出せるような思い出があってもいいかなと思うんですよね。家を自分たちで塗るって、なかなかないですから。やってよかったという方は多いですね。」
家づくりにおいて、どちらが正解というのはない。大事なのは、選べることだ。後から「ああしておけばよかったな」とならないように。
ビジネスと、自分たちがやりたいことの葛藤について、瞳さんはこのように答えている。
「もちろん、慈善事業をするつもりはありません。でも、お金だけじゃないんですよね。もし施工を中心にしてしまっても、自分の中で納得できないんです。何のためにこの仕事をしているのだろうと考えてしまいます。このお店の、自分たちの存在意義はなんだろうって。どんな商売でも、最後は「人」だと思うんです。感情の伴わない商売はやりたくありませんし、楽しいという気持ちで、人とつながっていきたいです。」
取材前にKLUMPについて調べたとき、KLUMPの強みはヘイムスペイントだと考えていた。しかしそれだけではない。「人」もまた、KLUMPの大きな強みなのだと感じた。
今後は、もっとハウスメーカー向けにヘイムスペイントの認知を広げていきたいという。
「デザイナーの方に、認知を広げていきたいです。もっとヘイムスペイントを使ったアクセントウォールを取り入れてほしいなと思っています。ハウスメーカーさんの中には、うちのレクチャーを受けに来て、モデルルームに自分で塗って、Instagramで紹介してくれた方もいます。デザイナーや設計士の方への認知度が高くなれば、使用してくださるお客様も増えると思うんです。メーカー様のご理解を得ることでタイミングの良い時期にセルフペイントの日を入れていただいたりと、スムーズに挑戦しやすくなります。」
過去には、引き渡し後にしかセルフペイントするタイミングがなく、あきらめざるをえなかったケースもあるという。そうなると非常にもったいない。お客様のために業者間での協力体制が大切なのだ。

④ペインターにあこがれる子どもを増やしたい
瞳さんがKLUMPで大切にしていることを改めて伺ってみた。
「お客様一人ひとり、こうしたいという希望は異なります。私たちは、その個性や想いを大切にするため、しっかりカウンセリングしています。家を建てるときや店舗をつくるときって、きっと何年も前から構想していて、やっとたどり着いたんだと思うんですね。その想いを無駄にしたくないので、お客様の気持ちに寄り添って聞き込んでいます。遠回りしているところはあるかもしれませんが、いつか自分が年を取って引退するときに「やっててよかったな」と思えたら、それでいいかなと考えています。」
瞳さんの夢は、「ペインター」を子どもたちが将来あこがれる職業にすることだという。
「ケーキ屋さんになりたい、警察官になりたいといった将来の夢の選択肢に、ペインターを加えたいですね。ペンキが身近な存在になるように、子ども向けのイベントを開催していたりもしています。汚いこと、つらいことばかりじゃない、みんなを感動させる仕事なんだよって伝えたいんです。どうしても、夏は暑いので大変ですが、出来上がったときの充実感や達成感を味わってほしいです。」
ペインターは、ただ壁を塗るだけの仕事ではない。クリエイターであり、アーティストなのだ。
そして瞳さんも、自ら現場に赴き、塗装をしている。東京でのヘイムスペイントの研修に参加し、技術を習得したのだ。
「錆感を出すために通常は塗料で錆っぽく職人さんが描くように塗り重ねたりと大変なんですが、ヘイムスペイントなら、酸化剤をかけて本物の錆をつくれます。他にも、同じ塗料でも海綿スポンジを使ったり、霧吹きをかけて雨だれのようにしたりと、道具や塗り方で印象が変わります。めちゃくちゃ楽しいです。でもまさか自分が現場で塗装するなんて、思ってもみませんでした。人生って、何が起こるかわからないですね。」
そう言って笑う瞳さん。20代、30代とまったく別の仕事をしてきた女性が、40代でペインターとしてデビュー。めちゃくちゃ格好いいし、だから人生は面白い。
ヘイムスペイントが持つ質感や品質の良さは、文章や写真ではなかなか伝わらない。ぜひ現地にいって、触れてみてほしい。

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