想像を超えるエクステリアでお客様を魅了する株式会社関徳を訪ねてみた。





115年以上の歴史を持つエクステリア&ガーデン工事の会社だ。関徳の強みや進化し続ける秘訣、そして経営哲学について四代目社長の関谷 剛史(せきや たけし)さんにお話を伺った。
- 安心感・デザイン力・コストパフォーマンス
- 他業界で培った営業経験を関徳で発揮
- 外構・エクステリアのデパートを目指す
- 大きな会社よりも「強い会社」へ
①安心感・デザイン力・コストパフォーマンス
関徳は、愛知県津島市を拠点に、外構・エクステリアの設計・施工を手掛ける企業だ。その高い技術力とデザイン力で地域社会に貢献している。
創業以来、地域に根ざした事業展開を行い、累計30,000件を超える施工実績を誇る。この数字は、長年にわたる経験と多くのお客様からの信頼を表しているといえるだろう。
そんな関徳の強みは次の3点だ。
①安心感
②デザイン力
③コストパフォーマンス
まずは3つの強みを詳しく見ていきたい。
まず1つめの「安心感」だが、関徳には長い歴史がある。
そもそも関徳は、元和4年(1619年)に徳川家の屋敷管理を任された関谷家が、その跡地で資材商を始めたことを起源としている。その後、昭和48年(1973年)にブロック製造工場を設立し、建築資材販売と並行して自社商品を用いた工事請負を開始した。そして長年の歴史の中で、地域社会との強い信頼関係を築き上げてきたのだ。
「当社はこの地域でこの業種では一番長い歴史があります。会社が長く続いていることは、正しいことを正しく行い続けているからだと思います。」
お客様の声からも、関徳の信頼性の高さが伺える。
あるお客様は、ハウスメーカーからの提案よりも関徳の提案の方が魅力的で、費用を抑えることができたと述べている。また別のお客様は、関徳の対応の良さ、職人さんの丁寧な仕事ぶりを高く評価し、「関徳にお願いして良かった」と語っている。
2つめの「デザイン力」について、関徳は、お客様のライフスタイルやニーズを深く理解し、それを反映したデザイン性の高いエクステリア&ガーデンを提供している。
デザイン力の高さは、数々のデザインコンテスト受賞歴が証明している。
2008年には三協アルミデザインコンテストで銀賞を受賞、その後もリクシルやYKK APなどの主催するコンテストで、13年連続で受賞を果たしているのだ。2023年には、タカショー庭空間施工例コンテストにおいて「5thROOM&ガーデン部門 金賞」を受賞している。
「うちのデザイン面での強みは、受賞歴と、あとは施工例の充実ですね。なぜこのようなデザインやコンセプトになったのかというのが、わかりやすく伝わるようにしています。」
そして3点目のコストパフォーマンスだが、関徳は、自社で資材販売も行っている。
そのため仕入れ力が強く、高品質なエクステリア&ガーデンを適正価格で提供できる。さらにお客様の予算に合わせて、最適なプランを提案している。
「うちは取扱量も多く、幅広い商品提供が可能です。それが価格を
あるお客様は、予算の関係で、当初は比較的安価な砂利敷きを検討していたものの、関徳の担当者と話し合い予算内で天然芝を使用することが実現したのだと喜びの声を寄せている。
安心感・デザイン力・コストパフォーマンス。この3つをわかりやすくお客様に提示できるのが、関徳の最大の強みだといえるだろう。

②他業界で培った営業経験を関徳で発揮
そんな歴史ある「関徳」の4代目に就任した関谷社長。関谷社長は幼少の頃から関徳によく足を運んでいたという。
「資材センターに砂や砂利の山がたくさんあって、子ども心にすごく魅力を感じていました。そして自然に関徳の社員の方や、取引先の方と接していく中で、何となく、大人になったら自分もこの仕事をやってみたいなと感じるようになっていきました。」
学校を卒業した関谷社長は、いきなり関徳に入社するのではなく、金融と広告代理店の2つの会社で営業を経験したあとで関徳に参画した。
関谷社長には、今でも忘れられない悔しい経験があるという。
「昔、相見積もり先が当時の最先端を走っていて、まだ珍しかった3DCADの図面を出してきたんですよ。当時CADソフトは数百万もしました。営業としてはうまくいっていたのですが、最終ジャッジで「イメージ図がよかったから」と負けてしまったのです。」
その後も大きな案件がいくつも舞い込んで来た。そのたびに、このことを思い出したという。負けず嫌いだという関谷社長は、世の中に浸透し始めたタイミングで、まだまだ高価だった3DCADを数百万で購入した。
ずっと営業の仕事をしてきた関谷さんは、いきなり3DCADで図面を引けたわけではなかった。
「そもそも入社するまで、工事を請け負っていることも知らなかったんですよ。資材販売の会社だと思っていました。しかし関徳が生き残るためには、良いプランをつくらなけば勝てません。」
そして3DCADを習得して見栄えをよくするだけでなく「どうすればお客様の心をつかめるプランをつくれるのだろう」と考えるようになる。そのときに役立ったのが、広告代理店での営業経験だった。
「営業時代は割と成績が良かったのですが、大事にしていたのはお客様が喜んでくれるような提案をすることでした。同じように、関徳でも「このままだと玄関を開けたときに外から中が見えてしまいそうだな」「ここに屋根があれば、雨の日に車から降りた時も、ぬれずに家に入れるな」と、お客様の立場で考えることで、完成度の高いプランをつくれるようになったのです。」
現在、関徳の営業担当者は、全員がこの考え方を大切にして活動しているという。
「提案したものに対して「すごく気に入ったけど、実はこういうのも気になっているんだよね」とお客様に言われたら、さっと「実はこのようなプランも用意しています」と、お客様の希望を先回りできるように準備しています。」
ただお洒落でカッコいいデザインではなく、お客様のことを最優先に考えたデザインこそ、関徳が支持される理由のひとつだろう。

③「外構・エクステリアのデパート」を目指す
関徳のターゲット層について、関谷社長に尋ねてみた。
「すべての世代です。関徳は「外構のデパート」を目指しているんですよ。デパートも長い歴史がありますが、最新のトレンドを取り入れていますよね。2世代、3世代で一緒に買い物できて、それぞれが満足できるものを提供している。うちが目指しているのもそれなんですよ。」
関徳は、事務所をリニューアルした現在でも、近所の人がふらりと立ち寄って「直してほしいものがあるんだけど」と相談できるあたたかさをなくしていない。一方でロゴやサイトをリニューアルすることで、新しい若いお客様からのお問い合わせも増やしている。まさにバランスの良いオールマイティな企業なのだ。
関徳が「外構のデパート」を目指すのには背景がある。実は津島市は、消滅可能性都市のひとつとして名前が挙げられているのだ。愛知県内では新城市と津島市だけだという。
【参考資料】市民らショック隠せず…『消滅可能性自治体』入りした愛知県津島市 子育て支援の水準が低かったイメージ残る
https://www.tokai-tv.com/tokainews/feature/article_20240722_35352
「津島市は人口の流入が少なく、高齢化が進んでいます。しかし当社の昨年の売上は、ここ数年で一番良かったんですよ。問い合わせ数も、社員のみんなががんばってくれているおかげで増えています。もしターゲットを自分たちで絞ってしまっていたら、この結果は得られなかったでしょうね。」
新築の件数もリフォームの件数も増えているという、まさに消滅可能性都市という状況から逆行しているのが関徳なのだ。
安心感・デザイン力・コストパフォーマンスが関徳の3本柱だが、よりお客様に安心していただくため、最近は新たに柱を1つ加えているという。
「4つめの柱は、職人さんのマナーです。特にリフォームの場合は、実際にお客様が住んでいる場所で、顔を合わせながら仕事をすることになるので、マナーがとても大事です。マナーのクオリティを高め、よりお客様に安心いただけるようにしています。」
確かに、日中で家に女性や小さなお子さんしか家にいないなど、職人の方が家に入るのに不安があるケースはまだ多いだろう。技量はもちろんのこと、プラスアルファで人間力・人間性を高めることで、より一層お客様に安心してもらえる取り組みをしているのだ。


④大きな会社よりも「強い会社」へ
女性を積極的に登用しているのも、関徳の特徴だ。
関徳のマネージャーは女性で、前職でも大手企業でマネージャーを務めていた。しかし地元で子育てをしたい、子どもと向き合いたいと考え、津島にある関徳に転職したのだ。
さらにこれまでは関谷社長が担っていたり、外注したりしていた広報に力を入れるべく部署を新設した。広報を担うのもまた、子育て中の女性だ。
「当社では、社長を始め皆さんが女性の活用をとても前向きに考えています。マネージャーは信念のある女性で尊敬しています。社長もマネージャーも、現場をとても大切にして、あちこちを飛び回っているので捕まえるのが大変なんです(笑)。でもSNSの更新はきちんと見てくれていて。必要なときはアドバイスをくれます。」(広報:水谷さん)
そんな水谷さんもまた、自ら現場に足を運び、InstagramなどのSNSで関徳の情報を発信している。広報は未経験だったという水谷さんだが、写真やSNSを独学で学び、熱心に関徳の良さを伝え、会社の売上アップに貢献しているのだ。
常に時代の先をゆく取り組みを続ける関徳だが、今後の展望はどのように考えているのだろうか。たとえば外構以外の事業にも手を広げるという構想はあるのだろうか。
そのような疑問を関谷社長に投げかけてみた。
「いえ、僕たちの軸はあくまでも外構・エクステリアです。たとえば関徳では今、ガーデンルームに力を入れています。」
ガーデンルームは、庭に部屋を1つ増築するものだ。庭でありながら、室内にいるような快適さを兼ね備えた空間となっている。ガーデンルームの中で子どもたちを遊ばせたり、雨の日に洗濯物を干したり、ティータイムを楽しむなど、さまざまなシーンで活用できるのだ。
「今後、庭に対する考え方も変わってくるはずです。使い方の提案によって、庭の価値ががらりと変わります。ぜひ新しい考え方を世の中に広げていきたいと考えています。当社の企業価値を保ちつつ、商圏を広げていきたいです。」
関徳のショールームには、このガーデンルームを体感できるスペースがある。今までありそうでなかった新しい庭の形は、一見の価値ありだ。
「事業を増やすのは、まずメインであるエクステリアと外構を充実させてからと考えています。当社は営業が一人で抱え込むのではなく、みんなでサポートしながら会社全体で案件を獲りに行く社風なんです。「大きな会社」よりも「強い会社」を目指したいですね。」
大きな会社より強い会社を目指すという言葉に、関谷社長の確固とした経営哲学が感じられる。
最後に、関谷社長が大切にしていることについて伺った。
「やはり『相手の想像を少し超えたものを提供すること』です。庭づくりでも、外構でも同じです。僕が一番好きな瞬間は、提案したときにお客様の顔がパッと明るく変わったときです。『全然思いつきませんでした。それいいですね!』と言っていただけることが一番うれしいですね。」
関徳は、長年の歴史で培われた信頼と実績、お客様のニーズを汲み取る高い設計力、そして、それを形にする確かな施工力を兼ね備えている。
さらにお客様の理想の暮らしを叶えるため、丁寧なヒアリングからアフターフォローまで、一貫したサービスを提供している。エクステリアの工事をお考えの方は、ぜひ関徳に相談してみてはいかがだろうか。


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